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シルクペインティング:絹本を木枠に貼る

英語で言うシルクペインティングとは絹絵のこと。ベトナムアート界では伝統的であり、主流でもありました。絹絵離れが進むベトナムで、フオンはそんな伝統的な手法をあえて選んで、現代的なモチーフで絵画を制作します。

札幌へ来てから行った初めての画材屋でもまず木枠をチェック。日本の絹本用木枠も絹も、ベトナムとは少し違うようで残念がっていたフオンに、先日いらしてくれた銭函のライさんが、なんとベトナム式木枠をフオンのために作って持って来てくださいました。救世主!

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ベトナムの木枠。45度の深い角度で、絹本が木枠に少しもあたらないような構造になっています。日本のものはここまで深くないそうです。そういったこまかい手法は違いがあるようです。






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この木枠に絹本を貼ります。ちなみに木枠の大きさは80cmの正方形です。

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後から木枠からはがせるように、小麦粉でできた糊(和糊のようなもの)で貼ります。

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手でのばしては絹を引っ張っての繰り返し

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最終的にたるみの出ないように張り合わせます

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角はこんな風

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これを上下左右全て行います

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完成!あとは乾くのを待つのみ。手ではじくと音がなるほど絹をぴんと張るそうです。こうやって離れてみると、どれだけシルクが透けて見えるかがわかりますね。

この絹本に毎日淡い色をのせていき、段々色に深みが増して行きます。絹に載せられる色のキャパシティーは限られているので、濃い色をのせたいときは、水で洗ってもう一度濃い色をのせたりするそうです。繊細なタッチで描かれているところは、非常に日本美術と共通するものがありますね。作品の完成乞うご期待!
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by sairoffice | 2011-07-29 10:22 | S-AIR Artists Info